第１回一般社団法人全国ソーラーシステム普及協議会総会開催に際しまして、ひとことご挨拶申し上げます
全ソー協会員の皆様、本日はご多忙のところ本総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。また平素より本協議会にご理解とご協力いただき厚く御礼申し上げます。
さて、前回の総会では一般社団法人格の取得に関しましてご了解をいただき誠にありがとうございます。おかげをもちまして去る「平成23年12月22日」に法人格を無事に取得することができました。これよりは「『一般社団法人』全国ソーラーシステム普及協議会」となります。本日の総会は「一般社団法人」として初めての総会となります。そういった意味で本総会を第1回と銘打たせていただきました。
私が会長になり2年になります。この間にこの業界にとっても大きな影響を及ぼすことが次々に起こりました。ひとつに、皆様ご存知の、昨年３月１１日の東日本大震災があります。これに伴い原発事故が発生、多くの国民は再生可能エネルギーへ関心を寄せるようになりました。また、もう一つが今年7月より開始いたしました再生可能エネルギー固定価格買取制度です。買取価格が破格の42円との設定となりました。これらの事の為か、昨今、太陽光発電関連業者が雨後の筍のように乱立しだしております。業者の乱立は、必要以上の価格競争を招きます。それにより業界自体の質の低下が、そして衰退を起こすことも考えられます。ヨーロッパのどこかの国のように、普及すればするほど国の財政を圧迫し、国民を不幸にしかねない例もあります。ソーラーシステムが未来につながる技術として発展する為に、当会が成長発展し、しっかりとしたバックアップ体制を確立していくことが必要と考えております。そして、その結果、国からは信頼を、メーカーからは信用を、会員さまの顧客おひとりおひとりからは安心を！賜われますような団体としていきたく存じます。この趣旨に賛同する多くの仲間を集め、しっかりと結束し、質の低下に対抗していきたいと思います。
具体的な方策としまして、今年は全ソー協として会員を200社に増す事を進めていきたいと思っております。また、まだ発展途上である技術にも拘らず、今回の買取制度では20年という長い買取り期間が設定されております。当会としてしっかりと見極め、保証制度を始めとする、しっかりとしたバックアップ体制を作ってまいりたいと思います。
今後、全ソー協がさらに発展成長する為、今回の総会にて保険、弁護士、クレジット、会計事務、インターネット、メーカーとの取引等を議題に挙げております。皆様からは忌憚のないご意見を頂戴したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
皆様が全ソー協の会員でよかったといわれるよう頑張ってまいりますので、
今後とも皆様のお力をおかしいただけますよう、よろしくお願いいたします。
平成24年10月26日 井上 馨
遠い昔、人類は火を手に入れ、動物から人類に進化しました。そして、すべての叡智を傾け、よりよい快適さを求めてあらゆるエネルギーを開発してきました。簡単に取り扱えて大きなエネルギーを発生させる化石燃料の使用は人類に大きな幸せをもたらしました。現在、火が、熱が、電気がない生活は誰にも考えられません。その結果、人類は大切な地球を傷つかせ、温暖化を招き大きな問題になっています。しかし、一度手にした快適さは忘れられるはずはなく、人類に必要不可欠なエネルギーを捨てることはできません。
そこで、初めて人類は再生可能なエネルギーに目を向け、最も自然で無限なエネルギーである太陽光の利用について本気で考え始めたのです。
私たちは太陽の光と熱を利用するという意味でソーラーと名付け、この利用技術を研究し、普及させるために、あらゆる人に協力を呼びかけ、未来の人類のために大切な地球と環境を守り、人類社会の繁栄に貢献することを目指します。
以上の趣旨に賛同し、「安心・安全・快適」な環境を創造していく人と企業の集まりが全国ソーラーシステム普及協議会です。
